iPhoneアクティベーションロック確認ページ削除 続報

先月、iPhoneのアクティベーションロック状態をIMEI番号で確認できるページが、削除されましたが、
どうもその原因は、iPadの不正なロック解除に使われていたため(英文サイト)らしいという記事が、ネット出ていました。
IMEI番号がiPadから取り出したROMをライターで書き換えてからiPadに戻すという手口のようで、その際に使えるIMEI番号を調べる手段として、Appleが提供するロック状態の確認ページが使われていた、とのことです。
最初は、Appleが中古市場の独占を目論んでいるのかとも思いましたが、そこまでブラックではなかったようですね。でも中古市場に、特にオークションでの売買には、大きな影響を及ぼし続けそうです。

iPhoneのアクティベーションロックが確認できない(T_T)

IMEI番号から、iPhoneのアクティベーションロックが、解除されているか掛かっているかを教えてくれるページが、iCloudサイト内にあったのですが、昨日(1月28日)から、そのページが消えてしまって、アクセスしても「iCloud内にそのページが見つかりません」と出るだけになってしまいました。
弊社も古物商許可を持っているので、iOSデバイスの買い取りの際には、ロックがかかっていないかどうかを簡単に確認できる手段として重宝していたのですが、アクティベーションロックの有無が確認できないとなると、これからは、手放される方の目の前でロック状態を確認するしかないかもしれません。事前に査定をすることができませんから、宅配便で送っていただいても、万が一の時には、着払いで送り返すことになりますから、現実的には、送っていただいての買い取りは、お断りすることになってしまいます。
これからは、中古iPhoneのマーケットをAppleは、認めないと言う姿勢なのでしょうか? そういえば最近は、格安SIMキャリアなどから、中古の整備済みiPhoneが売られるようになったりしています。海外では、Apple積極的に整備済みiPhoneを売ってる国もあります。日本でも、iPhoneは中古になっても、その価値はAppleで独占しようとしているのでしょうか?

緊急!DropBox使われている方はパスワード変更を!

オンラインストレージサービスのDropBoxが、日本時間で今朝4時過ぎに、「6800万件のパスワード情報が流出した」と発表しました。

弊社のお客様でも、クラウドサーバーとして利用されておられる方が多数おられますが、これをご覧のお客様は、至急、DropBoxのパスワードは変更してください。弊社お客様でなくても、DropBoxにアカウントを登録されておられる方は、至急変更されることをお奨めします。

漏洩したパスワード情報のうち、半数は強固な暗号化で解読するのは難しいと思われていますが、もう半数は解読される可能性もある、古い単純な暗号化しか施されていなかったため、もしかするとパスワードが丸裸になってしまう可能性もあります。

他のネットサービスでのパスワードと同じパスワードをDropBoxでも使い回していたならば、それら他サービスのパスワードも、至急変更してください。

変更の手順はこちらをご覧下さい。

 

Windows10無料アップデートの怪

Windows10の無料アプデ締切が迫ってきたので、デッドストックになっていたWin7や8が数パッケージありましたので、とりあえず10へのアップグレート権利を確保しておくために、仮想PCや、これまでBootCampパーテーションを作っていなかったMacにインストールして、次々に10へアップデートをかけていました。
Windowsは、クリーンインストールする際には、ライセンスごとに割り当てられたプロダクトキーが必要になります。今回慌ててアップデートをかけたWindows 10にも、同様にそれぞれ割り当てられているプロダクトキーがあるのだろうと思って、それを書き留めておこうと、プロダクトキー解析ツール(通常、インストール後にはプロダクトキーは表示されませんので)を使ったところ、あれれ?!
win7や8からアップデートしたWindows 10は、どれも同じプロダクトキーじゃありませんか。
ProやHomeといったエディションごとの違いはありますが、同じエディションのWindows10であれば、使われているプロダクトキーはどれも全く同じです。しかしPCのプロパティで見えるプロダクトIDは、マシンごとにどれも違っています。
と言うことは、ハードウエア情報に紐付いているプロダクトIDが、個々のライセンスの可否の判別材料になっているということのようです。同じホスト上の仮想マシンでもプロダクトIDは異なっていますが、仮想マシンは個々のMacアドレスを固有割当にしていますので、そのために異なるハードウエアとして処理されたのでしょう。
ということは、旧OSに割り当てられたプロダクトキーのライセンスと10との間の相関性は関係なく、10になるとハードウエア構成情報のみがライセンス認証においては重要、ということになります。
ならばと、仮想マシンで旧OSマシン(8.1)と新OSマシン(10)を同時に起動させたところ、どちらも認証済みになっているではありませんか。
つまり、旧OSのプロダクトキーは、アップデート後のwindows10とは関連性がなく、アップデート後のwindows10はハードウエア情報のみで独り歩きを始めている、と言うことになります。
正規版パッケージのWin7や8を一度でも10に上げておけば、そのインストーラー、つまり旧OSのプロダクトキーにアップグレードの実績が刻み込まれるものと思っていましたが、どうやらそれは間違いで、これら旧OSをインストールしたハードウエアの方に、アップグレードの実績が刻み込まれた、ということのようですね。
各インストーラーパッケージにアップグレードの権利を残させておこうという、当初のもくろみからは大きく外れた結果になりましたが、いずれにしろ、このままデッドストックのまま7月30日を迎えていれば、正規に使える10は入手できなかったのですから、いろいろと検証用に使えるOS環境が増えたと思えば、バタバタと慌ててアップデートした値打ちは、それなりにあったのかなぁ…、と思っておきます。

Windows10駆け込みアップデート

Windows7や8のシステムトレイに、小さな Windows のアイコン(Windows 10 入手アプリ)が表示されていれば、そのままアップデートに進めますが、過去にアップデート通知を拒否していたり、 Windows7や8をインストールした直後では、そのアイコンが出てきません。
Windows10無料アップグレードガイドのサイトを開けば、アップグレードのボタンが用意されているので、小さな Windowsアイコンが出ていない状態で、手動でアップグレードするならば、このページのボタンをクリックするのが、一番手っ取り早いでしょう。

弊社では、倉庫にWindows7や8のインストーラーが、いくつか売れ残って眠っていたので、とりあえずWin10のプロダクトキーだけでも入手しようと、数日前から慌てて、インストール&アップデートを行なっていたのですが、やはりインストールした直後だと、 アップデート用のWindowsのアイコンが出てきません。
そのため最初は、このMicroSoft社の無料アップデートサイトを利用してWindows10に上げていたのですが、サーバーが混雑しているのか、それだと、やたらと時間がかかります。
ネット経由でそのままアップデートできれば、時間がかかる代わりに手間は楽だったのですが、今はもう小さなWindows のアイコンが現れるのを待っている余裕もありません。
幸い、Windows10インストーラーDVDのイメージファイル(ISOファイル)は、今もMicroSoftの公式サイトからダウンロードできます。明日、明後日と締切が迫ってくれば、サーバーの混雑も激しくなってくるでしょうから、オンラインでのアップデートは、さらに時間がかかるようになるかもしれません。
このISOファイルをダウンロードしておけば、ネットに頼らずともアップデートできますから、もしこれから駆け込みアップデートをしようと思っている方は、ここから、ISOファイルを落として、DVDに焼いておきましょう。
焼いて作ったWindows10インストーラーDVDを使ってアップデートすれば、「更新ファイルを探す」をスキップすることもできるので、オンラインでアップデートするよりも、かなり早くアップデートできます。

賢くなってきたスパムメール 元手ゼロでできる対策

普段からよく振り込みにも使っている某国内大手銀行から、先日、「振込受付完了のお知らせ」のメールが届きました。
でも、何の気なしに見ていると、あれあれ?何かおかしい。
確か銀行には登録した覚え無いよな〜、と思うメールアドレス宛に来ているし、振り込み時間は朝の8時13分っ? それって、NHN連続テレビ小説見てた時間だよ???
これってどーゆーことって思い、メールのソースを分析してみたら、送信元のメールアドレスのドメインは、確かにその某大手銀行のドメインのサブドメインを示しているけれど、送られてきた送信元はオランダからで、しかもベトナムのサーバーを経由して届いている。国内大手銀行なら、メール送信サーバーも国内に置いてるはずだから、わざわざベトナムのノードを経由してくる必要もないわけで、そもそも、国内大手銀行がオランダの会社なわけがない。というわけで、これは、最近流行りのウイルス付迷惑メールというわけでした。
しかしまあ、迷惑なスパムメールのクセして、ちゃんと文頭にはご丁寧にも
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【金融機関等を装う電子メールにご注意ください】
「○○銀行」名でお送りする電子メールには、携帯電話向けを除いて全て
電子署名を付けています。電子署名の確認方法等、電子メールのセキュリティ
については、当行のホームページをご覧ください。
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と、注意書きまで書いてあります。

送信元メールアドレスの偽装は、ちっとも難しいことではありませんが、少し前までは、「こいつ、絶対日本人じゃないな!」と思えるような文面のスパムがはびこっていましたので、世界中で最も習得が難しい言語の一つにランクされる日本語が持つ言語的な壁は、スパム発信元もなかなか乗り越えられないみたいだねえ、と思っていたのですが、遂にその言語の壁も乗り越えられてしまったみたいです。
というか、日本語をよく理解しているメンバーをうまく見つけ出して、仲間に引き入れちゃったんでしょうね。
かつては、海外で流ちょうな日本語を操れる人は、それなりに良い職に就けたものですが、今では上手に日本語を喋られるというだけでは良い職に就けず、悪徳組織の暗黒面に魅入られてしまう人も現れてきたと言うことでしょうか。それとも、職にあぶれた日本人が、悪徳組織のリクルートターゲットになったのかもしれませんね。

しかしもしこれが、普段、銀行取引きに使っているメールアドレス宛に来ていて、取引き時間に疑問を感じない時間帯で送られてきていたら…。そう考えると、怖い気もしないではありません。一見すると、なるほど確かに銀行から来るいつものメールの文面にそっくりなのですから。

弊社では今のところ、知人から送られてきた添付ファイル以外は「絶対に開かない」ということにしているので、企業のロボットサーバーから送られてくる自動送信メールの類いは、まず絶対に添付ファイルを開かないよう徹底しています(そもそも、まとな企業からは自動送信メールで添付ファイルなんか付いてきませんから)。
また、メールの送受信はMacで行ない、Windows環境では一切メールを扱わないようにしています。というのも、今のところ、この手の迷惑メールの添付ファイルが悪さ(PC内のファイルを人質にとって身代金を要求してくる、いわゆるランサムウェアと呼ばれる類いのマルウエアようですね)をできるのはWindowsだけなので、もし万が一Macで開いたとしても、問題は無いわけです(とはいえMacOSをターゲットにした迷惑メールが今後出てこない保証もありませんが)。

しかしWindowsでメールを使っておられる方は、「知人から以外の添付ファイルを絶対開かない」を徹底できればいいのですが、ついクリックリッということもありますね。つい開いてしまっても、被害を被らずにすむ方法はないものでしょうか?
この手のスパムメールの添付ファイルには、拡張子が「.js」となっている、パソコンの操作を自動化するスクリプトファイルが入っています。本来は、面倒な操作をワンタッチで済ませられて簡単にしてくれる便利な機能なのですが、この.jsファイルは、ネット上からウィルス本体をダウンロードしてきて、そのウィルスがPC内のファイルを暗号化して開けなくしてしまいます。

.jsファイルの実態は、自動実行する内容を記述した単なるテキストファイルです。このテキスト文を解釈していろいろなコマンドやプログラムを実行するアプリは、Windowsに含まれている「Microsoft Windows Based Script Host」が担っています。ですから、.jsファイルを開くアプリの指定は、初期設定では「Microsoft Windows Based Script Host」となっています。
もし間違って、この.jsファイルをクリックリッとしてしまうと、「Microsoft Windows Based Script Host」が動き出してスクリプト内のテキスト文を解釈して、そこに書かれている悪いサーバーからウィルスをダウンロードしてくる、といった手順で感染が始まります。ですから、.jsファイルを開こうとしても、「Microsoft Windows Based Script Host」が動き出さないようにしておけば、そもそもの感染の端緒となる「.jsファイルの実行」も起こらなくなります。
PC操作の自動化に.jsスクリプトを使っておられる方は、この方法は使えませんが、もしそんなの使ったことがない、これからも使う予定はない、といった方でしたら、コントロールパネルの、プログラムの項。「既定のプログラム」で、「ファイルの種類またはプロトコルのプログラムへの関連付け」から、.jsファイルを「Microsoft Windows Based Script Host」以外のアプリに関連付けてしまいましょう。元々、.jsファイルはテキストファイルですから、テキストエディタの「メモ帳」か「ワードパッド」辺りに関連付けるのが無難かもしれません。もし悪意ある.jsファイルを開いても、こうしておけば、「Microsoft Windows Based Script Host」ではなく、メモ帳なりワードパッドなりが開いて、.jsファイルの中身を見せてくれます。見せてくれるだけで終わりです。何も悪さはできませんから。

3度目の熊本県益城町ボランティア

7月初等、再び熊本県の益城町へ行ってきました。
連日、TVテレビなど多くのメディアが押し寄せていた、町中心部の総合体育館やその北側の木山地区などは、日本中に大きく報道されていましたが、そんな報道合戦の渦中から漏れて、世間からの注目もない、だけれど、実は集落全体が壊滅的な被害を負っている、そんな隠れた被災地域が、益城町には点在しています。
今回おとずれた島田地区の東無田も、そんな壊滅的な被害を受けた集落の一つ。200名ほどの集落ですが、地区内のほとんどの建物に赤紙(全壊)が貼られ、いたるところに完全に崩れた家屋が見られ、一見まともに見える建物でも、よく見ると建物全体が斜めになっていたりして、緑の紙が貼られている建物はほとんど見ることができない地区です。
前回、前々回と訪れた木山地区でも驚愕を受けましたが、今回の東無田は、それ以上に倒壊状況がすさまじく、いかにこの辺りが激しい揺れと、悲惨な被災体験をされたのかが、既に3ヶ月が経った今でも、ここに足を踏み入れただけで、すぐに実感しました。

区長さんの話によると、報道カメラは町の中心部にばかり集まり、この東無田のように村外れにまで足を運んでくる取材陣は皆無だったため、同じように被災しているのに世間の注目はまったく寄せられず、ここへは自治体の支援もボランティアも一切来ることが無かったそうです。ただ待っていても支援物資は回ってこない、では取りに行こうということになっても、配給や支援物資は、最寄りの避難所まで片道30分の道のりを足場の悪い中歩いて行かねばならない、というような状況で、神社横(その神社も拝殿が全壊)の小さな公民館を足場に、区長さんや消防団が自主的に避難所や対策本部を立ち上げて、地区の救済に動いたそうです。それでもメディアに注目されない非運から、ボランティアの目にも留まらず、誰も救済の手伝いには来てくれることが無かったと、区長さんは語っていました。
その区長さんが、見るに見かねて町中心部へ出向き、そのあたりにいた報道を一人捕まえて「こんな場所もあるんだ」と、半ば拉致のような形で車に乗せてこの地区へ連れてきたことで、「こんなひどい地区もあるんですね」と一回電波に乗ったことで、ようやく、公益活動を行なっている財団の目に留まり、そこからようやくボランティアが入るようになったとのこと。しかしそこまでに至ったのは、地震発生からなんと1ヶ月も経った後の、5月半ばで、それまでは、地区住民同士の努力だけで乗り切ってきと聞き、なんとも言えない気持ちになってしまいました。
私たちが滞在していた、このタイミングでも、町が運営するボランティアセンターからは、ボランティアの派遣が来ておらず、ここに入っているボランティア団体と、彼らが集めるボランティアだけで、支援活動が行なわれている状態でした。

震災から3ヶ月が経ち、避難所にいた人達も、多くは自宅に戻っておられるようですが、その生活実態は、建物内での起居ができず、庭先で生活されておられる方も多く、車内に生活感が漂う自家用車や、庭にテントを張っておられる家も数多く見かけました。
今回この地区では、避難所での支援作業は既に需要もおさまり、サポートの軸足は各戸への支援に移っていましたので、私たちの今回の活動も、個人宅での瓦やブロック、コンクリート片の運び出しや、破損したコンクリート塀の撤去といった、マンパワーが必要とされる現場での活動に終始しました。

大きな母屋とそれに付随する農業用納屋が建ち並び、出会う住民の方々も年齢層の高い方々が多いという、町中心部とはまた違った環境での被災状況は、今回の訪問で絶対的なマンパワーの不足を感じると同時に、いろいろと考えさせられることも多くありました。
地区の外れでは、仮設住宅の建設が進んでいます。テント生活などを強いられておられる被災者の方々には、一日も早く、畳の上でゆっくたり過ごせる時間を取り戻して欲しいものだと思います。

今回の益城町でのボランティア参加で、ボランティアに入る入口は、各行政区分の社協が設置したボランティアセンターだけではない、ということを正直言って初めて知りました。また行政も全てをカバーしきれていない、ということも知りました。ボランティアの需要に応えたいと思う篤志は、行政が窓口となっているボランティアセンターにだけ目を向けるのではなく、その陰で行政に頼れず(たとえ頼っても行政も余裕がないのでしょう)物資と人手不足に悩みながらも支援活動を行なっている民間のNPOにも、もっと目を向けねばならない、と分かった3回目の益城町訪問でした。

追伸:今回お世話になった、東無田地区に入っているNPO法人「RQ九州」では、引き続きボランティアを募集しておられます。参加の場合は、RQ九州ウェッブサイトにて事前登録なさってください。

素人のためのパソコン基礎知識【ファイルシステム】

6月13日、AppleからMacOSのファイルシステムを現行の「HFS+」から、「Apple File System」に変更すると、発表がありました。
ところでMacに限らず、Windowsユーザーも本来、このファイルシステムというものは、パソコンを使う上で必ず把握しておかねばならない基礎知識の一つで、これを知らないと、多様なデータのやりとりの機会が生じた場合には、四苦八苦することもあるのです。しかし、はたしてどれほどの方がファイルシステムを意識しながら、パソコンを使われておられることでしょうか。

ファイルシステムとは何者なのかをざっくりと言ってしまえば、パソコンがハードディスクやUSBメモリといった記憶デバイスにデータをどのように書き込むかを規定した決まりごとです。そして、ディスク上でバラバラに格納されているデータの集まりは、そのままではどこな何があるか分からないので、それを人間に分かりやすいように、ファイルという形に換えて見せてくれているのがファイルシステムです。この機能は、OSによって提供されていて、OSごとに規格は異なっています。例えばWindowswでは、「NTFS」や「FAT」といった形式のファイルシステムが。そしてMacでは「HFS+」というファイルシステムが使われています。先述の「Apple File System」は、「HFS+」の後継となるMac用の最新のファイルシステムだ、ということです。

Windowsの起源とでもいうべきMS-DOSは、フロッピーディスク時代の産物で、そのMS-DOSのファイルシステムはフロッピーディスクへのアクセスのために作られました。その時に採用されたのが「FAT」というファイルシステム。「FAT」は、限られた容量を効率的に使うには良かったのですが、その後ハードディスクが普及する大容量メディア時代に至っては、「FAT」では何かと問題が多いことから、徐々に「FAT12」、「FAT16」、「FAT32」へと、機能が拡張されてきました(現在は、「FAT32」以外は、すべて「FAT」と総称されています)。
「FAT32」は、Windows 95の時代に生まれたファイルシステムで、当時、2GBを超える容量のハードディスクが出現したにも関わらず、「FAT16」では、2GBまでのメディアしか扱えなかったために、Windows 95のバージョンアップで提供されるようになりました。それ以降、Windows95、98、Meのファイルシステムとして稼働し続けます。

そんなWindows9x系列とは別に、当時、Microsoftは新OSとして、IBMとの共同開発のOS/2をリリースしていました。しかしその後、OS/2を見限ったMicrosoftは、OS/2をベースにした独自のOS開発へと舵を切り替えました。それが、現在のWindows10へとつながる、Windows NTです。
NTでは、FAT系とはまったく違う、「NTFS」というファイルシステムが採用されました。Windows NTからXPへとつながり、Win7、8を経て、最新のWindows10も、この「NTFS」が、採用されています。

一方、Macの世界では、こちらもまたフロッピーディスクを相手にした「MFS」(Macintosh File System)というファイルシステムが、1984年の初代Macintosh登場と同時に採用されました。翌年には、改良版の「HFS」(Hierarchical File System)へと発展し、Macintoshの特徴の一つであるアイコンを使ったGUI(クラフィカルユーザーインターフェース)を実現するために、一つのファイルには実データに加えてリソースフォークと言う2つ目のデータも内包した、Macintosh特有のファイルシステムが実用化されました。この「HFS」は、「Mac OS 標準フォーマット」とも呼ばれるほど、Macの礎となったファイルシステムです。
しかし、ハードディスクの大容量化の波は「HFS」も時代の中の淘汰へと追いやり、1998年に後継の「HFS+」が、MacOS8.1に導入されます。これが現在まで続いている、MacOSのファイルシステムです。しかしこの「HFS」も、今回のAppleの発表により、今秋その役を終え、後継の「Apple File System」へと移行することになりました。

Windows、Macのファイルシステムについてのみ、ざっと、その流れを説明しましたが、同様に他のOSも、それぞれ、異なったファイルシステム(例えば旧ガラケーは、SymbianOSのファイルシステムを使っている、といったぐあい)を使用しています。そして基本的には、OSは他のファイルシステムのハードディスクを操作できません。いわゆる、サポート外ということになるのです。そのため、例えば壊れたMacのハードディスクのデータを取り出そうと思ってWindows機につないでも、データは読み出せません。なぜならWindowsは、Macの「HFS+」を読めないからです。

ただしMac(や一部Linux機)については若干事情が違います。実はMacOSには、自分用の「HFS+」に加えて、「FAT」「FAT32」も読み書きできる機能が組み込まれているのです。そのため、Windowsの「FAT」や「FAT32」でフォーマットされたハードディスクもUSBメモリも、Macなら読み書きができてしまうのです。ただし、「NTFS」形式については、Microsoftが「NTFS」の仕様を公開していないことから、書き込み操作に不明な部分があるため、読み出し機能だけしかMacOSでは提供されていません。

ここで、フォーマットという言葉が出てきましたが、元々、「NTFS」も「FAT32」も「HFS+」も、それらが乗っているハードディスクは、物理的な構造(ハードウエア)は、まったく同じものです。それを個々のOSが独自の規格で、データ配置用の区切りを入れてデータを管理しているのが、ファイルシステムです。元々まったく同じハードウエアをソフトウエア(ファイルシステム)で異なった記憶デバイスに仕立て上げているわけです。この、ソフトウエア操作でハードディスクを特定のOSで使えるようにする操作が「フォーマット」と言います。

今は、USB接続の外付けハードティスクが数多く売られていますが、多くの製品は工場で「FAT32」でフォーマットしてから出荷しています。その理由は、前述のように「FAT32」がMacでも読み書きできるから。「FAT32」で出荷しておけば、WindowsにつないでもMacにつないでも、そのまま、即、使用できますから、メーカーも「Win/Mac両対応」とうたえてサポートにも手間がかかりません。ユーザーもOSを(つまりファイルシステムの違いを)意識せず、とりあえず使えます。また、持ち歩き用の外付けデバイスとしては今や主流のUSBフラッシュメモリも、同様の理由から、多くが「FAT32」でフォーマットされています。

しかし中には、「HFS+」や「NTFS」でフォーマットされた外付けハードディスクも市場に流通しています。前者は、当然ながらMacでしか認識しませんから、「Mac専用」と表記されています。そして、その多くはWindows用の同機能製品よりも、若干高値で販売されているようです。
一方後者については、先日も某国内大手有名メーカー製のWin/Mac両対応外付けハードディスクを購入されたお客様から「新品なのに使えない!」、との依頼を受けて調査に赴いたのですが、調べてみると、そのディスクは工場出荷段階で「NTFS」フォーマットされている製品でした。そのため、Macで使おうとしていたお客様がデータを書き込もうとしても拒絶されて「使えない!」、という事態に陥っていたという次第。結局、Macのディスクユーティリティを使って、「HFS+」でフォーマットしなおしてやることで、Macが使えるハードディスクに仕立て直したのですが、作業をしながらお客様には「取扱説明書には、そのあたりの注意書きが書かれているはずですよ」と言いながら、取扱説明書(と言っても、紙一枚だけ)うらおもて、なんどもひっくり返してはよくよく探してみたものの、Macを使う際の注意書きは、どこにもかかれていません。
「書かれているはずですよ」と言った手前、絶対どこかに書いてるはずの注意書きを探さねば、と目を皿のようにして見ていると、パッケージの裏側に極小の文字で、Macでご使用の際はホームページをごらんください、との記述を発見。要するに、メーカーサイトを見てフォーマットしなおせ、ということなのですが、Win/Mac両対応とあれば、製品添付の取説でフォーマットのし直しを大きく明示していなければ、誰でもそのまま使えると思ってしまいます。これでよくまあMac対応をうたっているものだな、とあきれてしまいました(巨額の不正会計がまかり通るメーカーでしたので、マニュアル作成もさぞかし風通しが悪い中で作られたものだったのかもしれませんね)。
そんな製品も世の中にはあると言うことですから、冒頭にも書きましたが、ファイルシステムも含めて、ハードディスクに関する基礎知識は、自己防衛のためにも把握しておきましょう。
今は、Windows機もMacも、構成ハードウエアのパーツの規格は同じですから、Windowsで使える機会は、基本的にソフト的な操作(この場合は、フォーマット)次第で、WinでもMacでも使えます。ですから、このような不親切な外付けハードディスクでも、Win/Mac両対応とうたっていても機能的にはまったく問題ないのですが、使う人がファイルシステムの基礎知識を知らなければ、せっかくの出費も装備も役に立たなくなってしまいます。

役に立たないと言えば、それぞれのファイルシステムのメリット・デメリットも把握しておかないと、いざ使っている上でデメリットに直面すれば、何の役にも立たない事態にもなってしまいます。
「FAT32」だと、WindowsにつないでもMacにつないでも、どちらでも使えるメリットがありますが、なにぶん古いファイルシステムですから、一つのファイルのサイズが4GB超だと扱えないとか、大容量デバイスになると利用効率が落ちると言ったデメリットがあります。4GBだと、DVD1枚分の容量にも満たないサイズですから、DVD1枚分の動画ファイルは扱えないということです(分割して一つを4GB以下にしなければ保存できません)。
つまり、外付けハードディスクやUSBメモリなどを「FAT32」にこだわって使い続ける、というケースでは、巨大なサイズのファイルは絶対に扱わず、かつ、WindowsだけでなくMacやLinuxなど他OSのPCにつなぐ可能性がある場合のみ、ということになります。
もしWindows環境でしか使わない、と予め分かっていれば、何も古めかしい非効率な「FAT32」で使い続ける必要はなく、「NTFS」でフォーマットしなおして使えば良いでしょう。同様に、Macでしか使わない、ということであれば、不便な制限に縛られている「FAT32」を「HFS+」にフォーマットし直してやればOKです。特にMacのバックアップ機能であるTimeMachineは、「HFS+」でフォーマットしたドライブでなければ利用できません。

Windows7以降とMacを混在して使う場合は、「FAT32」の容量制限を克服した「exFAT」というファイルシステムもあります。ただし、基本構造はFATですから、「NTFS」や「HFS+」のような高速検索のための情報保存や高度な欠陥管理もなく、ファイルの所有者情報やアクセス権設定もできません。それでも、近年大容量化しているデジカメやスマホなどの外部ストレージ用途としては便利ですし、読み書きできるOSも幅広いので、この場合も、メリットデメリットをよく把握した上で使うならば、とても有益な選択肢となるでしょう。

再び、熊本へボランティアに行ってきました

前回の訪問から約1ヶ月。最初の地震に見舞われてから約40日が経過した被災地を5月25日、再びボランティアとして訪れてきました。
当初は、被害がより大きいとされる南阿蘇村の立野に入る予定で、事前登録も、装備品も全て準備万端整えて向かったのですが、ゴミ集積場が満杯になってしまった影響や悪天候もあって、結局、今回の訪問中は南阿蘇村での活動機会は無くなってしまい、急遽予定を変更し、前回と同じ益城町に入ってきました。
急遽の予定変更のため、向こうで何をするかは現場で探そう、と言うことになり、今回は1日は知人がボランティアとして運営に入っていた避難所へ。残り2日は、益城町ボランティアセンターで、市民からの支援依頼に応える形で、瓦礫撤去や集積場への運搬に携わってきました。
前回は、地震発生後十余日という非常時状態下で、次から次へと現れる山積みの問題を前に、とにかく何でも手当たり次第に、誰もが場当たり的な対応に負われるような状況でした。しかしそれから1ヶ月という時間が経った今は、たとえ非常事態の避難所ではあっても、そこには非常時は非常時の中での秩序が確立しつつあるようです。
それは、避難されておられる方々に良い環境をもたらす秩序もあれば、公平さや問題回避を考えがちな お役所的な秩序といったものも見受けられました。しかし、そんないい意味での秩序も、う〜んと思うような秩序も全てひっくるめて、あの日から確実に、少しずつでも、復興に向けて、また普通の生活に向けて、前進しつつあるのだなぁと、感じて帰ってきました。

現地で求められているボランティアの活動内容も、地震が発生してまだ間も無い頃だった前回は、避難に関係することがほとんどで、今この瞬間をどう同乗り切るかといった感じが多分にありました。しかし今回は、個々の家の片づけなど、これからの復興に、そして前進することに繋がって行くための準備、といったお手伝いが増えてきたように感じます。

今回、避難所は一日だけしか訪れなかったのですが、そこでは、衣食住の支援態勢については、居住区画を分けるパーテーションや食事の焚き出しなど、ハード面の整備は既に整っており(ただし、避難者の方々にとっては決して完全でもなければ快適でもないと思いますが…)、日々の掃除や慰労といった環境整備のソフト面でも、避難所運営者の方々だけでなく、避難者さんたち自身の協力体制もあって、不便な中にも先にも述べたような、秩序立った避難所運営がなされているように見えました。
そこで感じたのは、既に今は避難所では、マンパワーもさることながら、いかに上手く避難所を運営して行くかと言った、ソフト面でのさらなる充実が、より必要とされているのだなぁ、ということ。
そこでは、単なるお手伝いのボランティアではなく、避難所運営の経験や、心理や医療など理論的な裏打ちのあるプロフェッショナルがより求められる場なのだろうという思いに至り、そのこともあって、翌日以降は、町が開設したボランティアセンターに詰めることとしました。
ボランティアセンターでは、個々に寄せられる被災された方々からの依頼にお応えする形で、マンパワー提供型のボランティア活動が、まさに求められている真っ最中。
今、被災地では、倒壊塀の撤去や廃棄物の取りまとめ、運搬といった、まさにマンパワーが必要とされていて、私も今回、それらの作業に携わってきたのですが、必要とされているのは人力だけではありません。廃棄物を運搬するためのトラックも大幅に不足しています。ボランティアセンターが掻き集めたトラックだけでは、効率的に需要に応えられるだけの台数には届かず、ボランティアの方々が乗り付けてきたトラックもフル稼働のようでしたが、日によっては、提供されるトラックの台数も十分ではないようです。ですからもし今後、トラックをお持ちの方がボランティアとして現地へ入る予定があるのでしたら、できるだけ、トラックで現地入りしてあげてください。
それもできれば、大きなトラックより、小回りの利く軽トラックが、被災地では重宝されます。幅のある大きなトラックだと、荷物は多く運べますが、入れる道が限られてしまいます。狭い道にも入って行ける軽トラでしたら、行き先について制約がかけられることがありませんし、運ぶ廃棄物が多ければ、台数があれば2台3台と連ねることで、大きなトラックの輸送力と同等の力を発揮できます。
住宅街の中では、今はまだまだ道路の半分を瓦礫が塞いでいる箇所も多くあります。鉄筋が入った頑丈なブロック塀の解体でも、ハンマーとワイヤーカッターと人力だけでコツコツと崩していくようなボランティアの作業レベルには、軽トラが丁度いいサイズなのです。

また今回、対応してきた依頼の中には、土のう数袋程度の運搬依頼もありました。私はハッチバック式の小さな乗用車で行ったのですが、リアシートを全て畳んでしまえば、小さな乗用車でも、頑張れば土のうは5〜10袋ぐらい載せられます。実際、私の小さな車でも、土のう6袋とか9袋載せて運んできました。ですから、たとえ軽トラは持っていなくても、車でボランティアに参加される場合は、車内に敷けるサイズのブルーシートを1枚、持参して行けば、きっと何かの役に立つことでしょう。
それと、土のうを満載にして気付いたのが、タイヤ空気圧。私の車は、荷重満載時の指定空気圧が通常時よりもかなり高い数値で指定されているのですが、今回はそこまで気を回さずに出かけてしまったので、低い空気圧のままで、土のうを満載してしまいました。今後ボランティアに車で参加する時は、念のため空気圧を高めてから出かけようと思います(もしくは、現地到着前にスタンドで空気を入れておくようにしたいと思います)。

運搬に関して、不足しているのはトラックだけではありません。ボランティアセンターが掻き集めた軽トラは、すべてオートマで揃えるというわけにはいかず、マニュアル車も何台も並んでいました。しかし、マニュアル車を運転できる人は限られています。そのため、せっかくボランティアの人数も揃い軽トラもあるのに、それがマニュアル車のため出動できず待機状態に、という場面がありました。今回、私もマニュアルの軽トラで、何度か廃棄物の運搬をしましたが、運搬需要が増えるステージにおいては、マニュアル車を運転できるというだけでも、ボランティアへ参加する価値は十分にあると言えるでしょう。
このように、今 現地では、思わぬ局面で思わぬ人材が必要とされています。見ていれば、力仕事の家具起こしから、軽作業の補助、またガラスの破片拾いのように繊細な注意力が必要とされる作業もあったりと、多種多様な人材が幅広く求められています。ですから、誰でも健康でさえあれば、体力が無ければ無いなりに、力があればそれはそれなりに、そしてまた、たとえ手に技術がないと思っていても誰でも何か一つは持っているであろういろいろな特技は、どこでどう役に立つか分かりません。ですから、何があっても不思議じゃない被災地では、きっと誰でも何かお手伝いできることはあります。ですから時間と経済面で余裕のある方は、ぜひ、ボランティアに参加していただければと思います。

ただし、装備、準備は十分にしておいてください。そんなこと滅多に無いだろう、と思っていた釘の踏み抜きも、今回、初めて現場を目の当たりにして、驚きと同時に、恐怖も感じました(破傷風になると命取りですからね)。しかしそれと同時に、(そんなこと必要あるのかな…?と思いながらも)踏み抜き防止のクツ中敷を入れていたことに、ホッとした安堵感も(^^ゞ。

釘踏み抜き防止機能付安全靴(普通の靴でも踏み抜き防止中敷を入れればOK)と、ヘルメット、ゴーグル(か、メガネ)は、災害ボランティアの現場では、身を守る最低限の3種の神器です。それに加えて、長袖長ズボン、軍手、自分の食糧と水は必携。防塵マスク、革手袋(ガラスを扱う時)、長靴(踏み抜き防止中敷も入れておきましょうね)も、できるだけ用意しておきましょう。それでも怪我をする時はしてしまうものです。そんな時のために、忘れちゃいけない、ボランティア保険!
今、益城町のボランティアセンターでは、ボランティア保険に未加入の人でも、無料で保険加入の手続がされます(保険料はボランティアセンターが負担)。この保険は1年間有効で、益城町以外の場所でのボランティア活動でも保険の対象となるとのことですから、事前に保険加入の手続をする時間がなかった人でも、安心してボランティアに参加できるのではないでしょうか。しかも無料ですから!
(ただし、いつまで無料加入ができるのかは、定かではありません。予算が尽きれば終わるかも…?)

再び、熊本ボランティア参加のため臨時休業します

先月に引き続き、今回も、熊本でボランティアとして復興のお手伝いに参加するため、5月24日(火)の午後から、27日(金)まで、臨時休業とさせていただきます。この間は、電話、メール等、つながり難いかもしれませんが、悪しからずご容赦下さい。
27日以降は、カレンダー通りの営業となりますので、本格的な営業再開は週明けからとなります。お急ぎのお客様には、まことに申し訳ありませんが、それまでお時間を賜りますよう、よろしくお願いいたします。